日本経済は悪いのに円高が進むのか
現在、為替相場において急激に円高がすすんでいるが、なぜ足元が弱い日本経済であるのに日本の通貨円が買われ、円高にすすむのか？ここは冷静に為替相場の動向を予想してみたい。
国際通貨基金（ＩＭＦ）は６日発表した最新の世界経済見通し（ＷＥＯ）で、日本は年初に輸出主導で景気が回復したものの、内需の弱さと財政ひっ迫により回復見通しが圧迫されているとの見方を示した。
ＩＭＦは２０１０年の日本経済の成長予測を２．８％と７月時点の２．４％から上方修正する一方、１１年は１．８％から１．５％に下方修正した。IＭＦは「内需がさえず、一段の景気刺激のための財政措置を打ち出す余裕がないことを踏まえると、日本経済の今後の見通しは依然として弱い」と指摘した。
今年に入って日本経済を支えてきた西側諸国向けの消費財輸出や中国向け資本財輸出は、最近の米経済の回復鈍化や円の上昇によって打撃を受けると警告した。「輸出企業主導で投資は上向くと予想されるが、財政出動による刺激の効果が薄らぐことや労働市場が低迷していることで、短期的に成長が抑制される公算が大きい」と分析。今後の主要リスクとして「円相場の上昇とデフレ悪化」を挙げた。
つまり日本経済が悪い以外に、世界経済が悪いのだ。つまり経済が悪い順だと、ユーロ＞アメリカ＞日本となり、まだ日本のほうがいい、消去法で日本買い（円買い）の方程式となっているということなのだ。
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各通貨の今後の見通しとファンダメンタルズとチャートの関係など詳しく知ることができました。自分のトレードに活かしていきたいと思います。
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